Back number(2007年8月)
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カッセルからミュンスターへ

August 24, 2007

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向かう電車の窓は雨で濡れていた。雨の野外展なんて最悪。明日はやんでくれないだろうか、なんて思いながらの移動。
 次の日、雨はあがったけれど、あまり芳しくない天気。おまけに少し寒い。そこで、軟弱にもレンタルサイクルで郊外を回るのはやめて、ミュンスターの町中で彫刻を探すことに。ミュンスター彫刻プロジェクトで先に調べていた情報では、郊外(湖の周り)に設置された作品が面白そうだと思っていたのですが、早々に、展覧会より町歩きを優先することにしました。(笑)
 さてミュンスターの町は、「地球の歩き方」には見開きにもならない、たった1ページの情報しかない町です。しかし、教会を中心とした、その町の創りは、ヨーロッパの典型的な美しい町並みを残し、広すぎず、狭すぎずといった、町歩きにはちょうどよいサイズ。しかし観光地にするには名所が少ないことが難点か。そこで、彫刻プロジェクトのような企画で(何十年も前から)観光客を呼ぼうとしているのでしょう。ホテルでは、彫刻プロジェクトのインフォメーションこそ無かったものの、チェックインの直後、町の分かりやすい地図を渡しながら、町の魅力をアピールして、町ぐるみで観光に力をいれているのではないかと思いました。
 そのような町だから、町歩きは楽しい。でも彫刻は見つからない。って言うか、ヨーロッパの町って、あまり見慣れてないから、あるもの全てが作品に見えてしまう。(笑)
 そこで先ずは、町の中心にある美術館(博物館?)へ向かいました。美術館の仮設のインフォメーションセンターで、写真入りの小さなカタログを買って、地図と照らし合わせることで、ようやく宝探しのような美術鑑賞がスタート。でも、やっぱり見つからない作品が、いくつかあるのですよね。
 結局、彫刻プロジェクトの作品よりも、一番目立って、面白く、気になったのは、今回写真に撮った、競馬の宣伝らしき立体広告オブジェでした。だって、町中の至る所に立ってアピールしているのだもの。

ドクメンタ12

August 22, 2007

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について、少し書いてみます。前回、少し予告した通りです。
 今年のヨーロッパは「ベネチア・ビエンナーレ」「ドクメンタ12」「ミュンスター彫刻プロジェクト」と三大国際美術展が揃い踏み。日本人の美術関係者の多くが、この三展覧会をはしごしています。... な〜んて書いていますが、実はそんな状況、全く知らず、運良くこの夏、パリに1ヶ月以上滞在できるという話が舞い込んできたのと同時に、この三大美術展の話を耳にして、まぁ、こんな機会は一生無いだろうということで、私もイタリアからドイツへ三展覧会をはしごすることになった次第です。
 ところが出発前、いち早くこの三展覧会を見てきた人達の噂で、三展覧会、全て総崩れみたいな、あまり芳しくない評判ばかり耳にしていました。これから見に行く身にもなってよ、なんて話ですが、まぁ、あまり期待せずに見て回ることにしました。
 「ベネチア」は前に書いた通り、コメントすることもないか、なんて感じ。「ミュンスター」に関しては次回、軽く(本当に軽く)書こうと思っています。
 そして「ドクメンタ」。いや、結構、私は面白いと思いました。まぁ、何か特別な驚きや、特に印象に残った作品があった訳ではないのですが、展覧会の企画として、結構しっかり組み立てられていたのではないかと思ったのです。
 メイン会場の最初に鏡の部屋を作って(これも作品だったのかな?)観覧者の身体を否応なく見せる。その後、様々なアプローチで身体について問い掛ける。そんな展覧会だったと思います。
 様々な場所に置いてあった休憩用の椅子が中国の椅子だったのも印象的。中国の椅子って、西洋の椅子と違って、誰も座っていない椅子にも、座っている人の形が見えるような気がするのですよね。
 で、そもそも日本人は、これらの展覧会に必要以上に何かを求めすぎていると思う。美術巡礼みたいな感じで。まぁ昔、これらの美術展で刺激的な作品が多く見られたのでしょうけれど、しょせん西洋人にとって、これらの展覧会は数週間の長いバカンスを楽しく過ごす、イベントの一つみたいなものでしょう?だって、乳母車を押しながら、楽しそうに会場を歩く夫婦とか、いっぱいいたもの。
 日本の美術関係者も「次の美術の動向が表れていない」みたいな堅い話よりも「ドクメンタの離れた会場に移動する為のトラムやバスの運賃は、入場チケットに含まれています」というような有益な情報を語って欲しいものです。トラムの切符を買わなければと思ったけれど、自動販売機の使い方が分からず、散々苦労した揚げ句、鉄道の駅で質問したら、何だか知らないけれど相当高い切符(多分、だいぶ離れた区間も使える切符だと思うけど... )を買わされました。後で、入場チケット(2日間チケット)の裏を見たら、英語でトラムやバスが、この入場チケットで乗れることが書いてあった〜!ガーン(涙)

ヨーロッパの交通

August 20, 2007

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は、ちょっと理解し難いです。前にも触れた格安航空会社の話もその一つ。実際に、その格安航空会社の最大手、ライアンエアに乗りました。
 もちろんチェックイン前、さんざん「機内預け荷物の重量制限は15kg まで!」という 脅し 規則をHPやメールで受けました。重量制限は、相当厳しいという体験談も読んでいたのですが、私の荷物は数kg オーバー。これは、追加料金か?と怯えましたが、チェックインはスムーズに通過。荷物に関しては全くお咎め無しでした。
 チェックインする空港によって、待遇が大きく異なるのでしょうか?ちょっと得した気分で、上半身裸というカジュアルなスタイルの男の子たちと搭乗を待ちます。
 でも、そこはライアン、タダでは終わりません。搭乗した瞬間から、キャビンアテンダントがキツい!荷物を足下に置こうとしたら「上の棚に入れろ!」と命令口調。指定席ではないから、少し遅れて搭乗してきた黒人家族(子供連れ)が席に困っていると、「何やってるんだ、早く席に着け」と怒鳴りつける。その後、まだ遅れて搭乗してきた不良そうな若者には、「さわらぬ神にたたりなし」とばかりに無視といった具合。しかもキャビンアテンダント同士の会話は、一転して、親密な笑顔です。まぁ、相当、雇用待遇が悪く、乗客に当たっているという感じでしたけど。

 理解し難いのは格安航空会社だけではありません。ドイツで鉄道に乗った時、フランクフルト−カッセル間の切符を2人分購入したら、2枚の切符ではなく、5人乗り切符を1枚、渡されました。それも予想していた値段より相当安い。出国前、鉄道パスを買うかどうか悩んでいたのですが、本当に買わなくて良かった!でもこれは、期間限定の切符か何かなのでしょうか?誰か、事情を知っていたら教えて下さい。
 で、ヨーロッパの鉄道は、ほとんど改札が無いらしく、切符無しでもプラットホームに入れます。だから案の定、列車に乗り込んだら、赤の他人の黒人さんが隣に来て「君の切符でオレも一緒に乗せてくれない?」なんて言ってきました。「良く分からないからダメ」と何度も断ると、ようやく別の 親切 な人を探して立ち去りましたが、その後、車掌が切符を確認しに来ることもなかったです。あの黒人さん、他に一緒に乗せてくれる人が見つからなくても、楽々、無賃乗車出来た筈!
 こんな貧乏人に寛容なシステムで良いのでしょうか、DB(ドイツ鉄道)

 でも、お得な気分を味わったのはここまで。ドクメンタ12の開催地、カッセルでは相当な損害を被りました。その話は次に書く予定ですが、ドクメンタに行く予定で、その話を今すぐに知りたい方は御連絡を。

典型的な日本人

August 15, 2007

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の観光客として、一昔前の欧米の漫画には、大きなカメラを2つも3つも抱えた姿で風刺されていたことがありました。
 でも今や、大きな一眼レフを抱えて観光しているのは、日本人より、欧米人の方だと思う。ヨーロッパ有数の観光地、ベニスでも、大きな一眼レフを抱えた白い人を数多く見ました。
 特に、所謂おばちゃんも、普通に首から一眼レフをぶら下げているところが、日本人観光客とは決定的に違う。あんな大きなカメラ、日本のおばちゃんは、使い方、分からないでしょ。
 思うに、こんなに多くの欧米人がカメラをぶら下げだしたのは、デジタルカメラが普及したからではないか。きっと、写したものが、すぐに液晶画面で確認出来ることが、たまらないのでしょう。観光地で色々なポーズを取って、家族や恋人に写真を撮ってもらっている姿を、あちこちで見かけます。その後、すぐに液晶画面で確認している姿も。
 きっと撮影した後、フィルムを現像するまで待てないのだよね。

 なんて言いながら、その、待てない一人が私なのですけれど。

P.S.
一応ベネチア・ビエンナーレは見ましたが、所謂、現代美術の国際展を初めて見た、という以上の感想は無しということで、宜しいでしょうか?

初体験の

August 12, 2007

ロストバゲージ!ベニスのマルコ・ポーロ空港で「Lost & Found」へ直行です。話には良く聞いていたけど、自分の身に降りかかったのは初めて。
 そう言えば、ロストバゲージの話を聞くのは、全てヨーロッパの乗り換え便を使用した人。正に、今回の私と同じ。アジア旅行では、以外と聞いたことないな〜。前から思っていたのだけど、白い人の仕事って、ちょっとルーズ?
 ちなみに「Lost & Found」のカウンターで係の人と話をしている時、ふと横を見ると迷子になった荷物が山積みになってました...
 まぁ、ベニス滞在の3日目(ホテルのチェックアウトの前日!)無事に荷物がホテルに届いて良かったです。 ようやく、下着を替えられた。
 でも、自分の荷物が無くなったのに、なんだか危機感の薄い、ちょっと他人事みたいな気分でした。なんでだろう?

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